竹
「竹」でできたトイレットペーパー「バンブーロール」をご存知でしょうか。
「バンブーロール」とは、適切に育てられた植物である竹だけを材料として作られたトイレットペーパーのことです。
従来のトイレットペーパーとは異なり、少し茶色の仕上がりで絹のようにしなやかな肌ざわりが特徴です。

バンブーロールとは?

バンブーロールとは、竹を原料として作られたトイレットペーパーのことです。
従来のトイレットペーパーとは異なり、茶色い仕上がりが特徴。
また、絹のようにしなやかながらも耐久性のある作りとなっています。

バンブーロールを作るメリットとは?

丸太
そもそも、トイレットペーパーの製造には、年間約1,500万本の木が使われていると言われています。
これは、森林伐採理由の約15%を占めています。このまま森林伐採が続いていけば、地球環境問題に大きくかかわっていくことに。
それを解決する方法として、「竹」が選ばれているのです。
竹は、成長スピードが速い植物です。1日に約1mも伸び、2ヶ月もあればほとんど成長し切ってしまうでしょう。
にも関わらず、用途があまりありません。
この特徴を活かし、開発されたのがバンブーロールなのです。
先にも述べたように、バンブーロールはトイレットペーパーと比較しても茶色い仕上がりとなっています。
トイレットペーパーは、白くするために、年間670億ガロン(2,500億リットル)の漂白剤が使用されているとのことです。
これは、発がん性を有するダイオキシンとフランを発生させる原因にもなってしまうと言われています。
そうしたことを回避するために、バンブーロールはわざわざ漂白されていないのです。

バンブーロールの価格は?

バンブーロールは、18ロールが入った1箱が税込1800円と少々お高い印象です。
ただ、「シルクのような肌ざわりながらも、耐久性がある」ため、致し方ないのかもしれませんね。
バンブーロールのコストダウンが実現できるようになれば、消費者としても現実的な選択肢となりそうですね。

まとめ

今回は、竹でできたトイレットペーパー、バンブーロールについてご紹介してきました。
ご存知だった方も、初めて知った方もどんな印象でしたでしょうか。
竹の特徴である、成長スピードを活かした良いアイデアではないでしょうか。
今後、近くのスーパーやドラッグストアにバンブーロールが並ぶ日も訪れるかも知れませんね。