毎日絶対使うものの一つに、トイレットペーパーがあります。

このトイレットペーパーに、シングル巻きとダブル巻きがあるのはご存じでいらっしゃると思います。

シングルとダブルのトイレットペーパーどちらがお好きですか?

トイレットペーパーのシングル巻き、ダブル巻きの違いについてお話をしたいと思います。

 

シングル・ダブルの違い

シングル、ダブル巻き

大体のトイレットペーパーは、芯管に巻かれています。

紙が1枚のものがシングル、ダブルはティシュペーパーのように2枚重ねになっているものです。

また、温水洗浄便座用として、より吸水性をより高めた3枚~4枚重ねの商品も出はじめています。

 

長さは、シングルが60m、ダブルが30mが一般的な長さになります。

その他の使用感に関わる違いはというと

シングル…紙が厚く、しっかりと拭きたい方に

ダブル…吸水性や、やわらかさをお求めの方に

ユーザーの好みに合う造りとなっています。

 

そして、シングルの方が破れにくいように厚い紙を使用しているので、同じ商品のトイレットペーパーで重さを比較してみると、ダブルよりシングルの方が10%程度重くなっています。

 

そして、あまり知られていないトイレットペーパーを快適に使う秘密として、「紙の表・裏」が関わっています。

そう、紙にも裏表があるんです。

紙の表面はツルツルで、裏面はザラザラしています。

 

そしてシングルの場合は、肌触りがよいツルツルの面は、表の片面のみとなります。

つまり、巻いてある外側の面が表面、内側の面が裏面ということです。

 

肌には、ツルツルした表面で拭くほうが優しく感じるので、こちらを使うようにするのが望ましいのです。

裏面を使った場合はザラザラしていて、肌に優しくありません。

 

一方、ダブルは、裏面を背中合わせにして重ねて巻いてあるので、両面とも表面となりますので肌触りが良くなります。

また、ダブルは紙と紙の間に空気層ができるのでふんわりと仕上がっています。

 

シングルとダブル、どちらがお得?

毎日使うものだけに、シングルとダブルは経済的にどちらが得なのか気になりますよね?

 

全国家庭用薄葉紙工業組合連合会の調査によると、1回の使用量はシングルの場合で小便時で89cm、大便時で177cm。ダブルの場合は、小便時で60cm、大便時で146cmという結果が出ています。

 

シングルだからと言って、ダブルの2倍使うというわけではありませんので、1ロールで使える回数を計算するとシングルの方が長持ちします。

同じメーカーから出ている製品であれば、シングルもダブルも同じ価格で販売されていますので、シングルの方が経済的といえますね。

 

オフィス、商業施設、学校などのトイレでは、シングルのトイレットペーパーが多く設置されているのは、シングルの方が経済的だからです。

 

地域で違うトイレットペーパーの好み

調査によっても数字が異なるのですが、どちらのトイレットペーパーが売れているかについては地域によって好みが分かれているようです。

 

関東圏では、シングル:ダブルの比率は4:6で、一方の関西圏では、6:4です。(7:3という調査も)

ほかに東海と九州ではシングル3:ダブル7

北海道はシングル6:ダブル4

となっているそうですが、地域それぞれの考えが反映されているのでしょう。

 

経済面を優先させる節約志向の人が多いところが、シングルを選んでいると思われます。

使い心地とか使い勝手の面で、ダブルの方がいいという人もいらっしゃるでしょう。

あなたは、何派でしょうか?