名入れを超える、フルオリジナルボックスティッシュ販売サイト:宝箱

宝箱 ブログ / 月別: 2021年11月

「ちり紙」をご存じですか?

投稿日:

「ちり紙」は、ティッシュペーパーやトイレットペーパーが普及する数十年前には一般家庭でよく使われていたものです。

ちり紙は、「塵紙」と書き、ちりがみ、またはちりしと呼びます。

形としては、長方形の平らで薄い紙1枚です。

もう姿を消したと思っていた「ちり紙」は、実はまだ使われているそうです。

「ちり紙」、「ちり紙交換」についてお伝えいたします。

 

ちり紙とは?

ちり紙

「ちり紙」は、塵ということからもわかるように、ゴミ、紙クズを再生させた紙です。

 

昭和の後半までは、ちり紙は生活に必要な衛生用紙として、ティッシュペーパーやトイレットペーパーの役目をしていました。

鼻をかんだり、お尻を拭いたりと大活躍していたものです。

昔のいわゆる「ボットン便所」には、トイレットペーパーの代わりに置いてあるのが普通でした。

 

ポケットティッシュもない頃は、平判ちり紙という種類のちり紙を何枚か折りたたんでポケットに入れていたものです。

 

といっても、どういう形状なのかよくわからないですよね?

長方形の薄い紙で、ティッシュのように畳またり、2枚1組ではなくて1枚ずつの平たい板状のものが重なってパッケージされています。

 

ちり紙は、ティッシュペーパーやトイレットペーパーにとって代わられて、生産量も激減しているそうです。

見たことも聞いたこともないという人も多いことでしょう。

 

ですが、「片手で適量を取れる」のが特徴のちり紙は、意外と使い勝手がいいもので、現在でも根強い愛好家の方々がいらっしゃるようです。

というのも、すでにカットしてあるので、トイレットペーパーのようにちぎる手間がないということや片手でちぎるだけの手の力がない方には重宝なものとなっています。

 

用途としては、ペット用や保育園や介護施設などで使われているようです。

 

以前は、トイレに流せるような製品はなかったのですが、現在ではトイレに流せるタイプもあるので、安心して使えますね。

 

 「ちり紙」交換

かつては、住宅街に「ちり紙交換車」がよく回っていました。

 

「毎度~おなじみ、ちり紙交換車(廃品回収車)でございます。ご家庭内の古新聞、古雑誌、ぼろ切れ、ダンボールなどがございましたら・・・」

とちり紙交換車と呼ばれる車が、拡声器を使って交換を呼びかけながら、家庭で不要になった紙をちり紙やトイレットペーパーと交換し回収していました。

ちり紙交換車

その声を聞くと、家庭で溜めていた古紙を業者を呼び止めて交換したものです。

ちり紙交換屋さんの集めた古紙は、古紙再生業者に売られ、昭和の頃の古紙再生スタイルとして一般的なものでした。

 

それが、各自治体で資源回収を始めたり、古紙価格が暴落したことなどによって、今ではちり紙交換をしても割に合わなくなってしまって廃れたようです。

 

新型コロナウイルスの感染が始まった頃、デマの影響でトイレットペーパーやティッシュペーパーが店頭からなくなってしまいましたが、そうした折に店頭の端に残っていたちり紙を買うことができたという方もいらっしゃるようです。

 

ちり紙は、家庭のトイレが水洗に代わる頃に、それまで新聞紙を柔らかくして使った紙がちり紙に変わり、和式トイレが洋式トイレに代わる頃にロールタイプのトイレットペーパーに代わっていったようです。

 

それが、2020年のコロナ禍でちょっとだけ蘇ったちり紙についてお伝えしました。

トイレットペーパー 、あなたはシングル派?ダブル派?

投稿日:

毎日絶対使うものの一つに、トイレットペーパーがあります。

このトイレットペーパーに、シングル巻きとダブル巻きがあるのはご存じでいらっしゃると思います。

シングルとダブルのトイレットペーパーどちらがお好きですか?

トイレットペーパーのシングル巻き、ダブル巻きの違いについてお話をしたいと思います。

 

シングル・ダブルの違い

シングル、ダブル巻き

大体のトイレットペーパーは、芯管に巻かれています。

紙が1枚のものがシングル、ダブルはティシュペーパーのように2枚重ねになっているものです。

また、温水洗浄便座用として、より吸水性をより高めた3枚~4枚重ねの商品も出はじめています。

 

長さは、シングルが60m、ダブルが30mが一般的な長さになります。

その他の使用感に関わる違いはというと

シングル…紙が厚く、しっかりと拭きたい方に

ダブル…吸水性や、やわらかさをお求めの方に

ユーザーの好みに合う造りとなっています。

 

そして、シングルの方が破れにくいように厚い紙を使用しているので、同じ商品のトイレットペーパーで重さを比較してみると、ダブルよりシングルの方が10%程度重くなっています。

 

そして、あまり知られていないトイレットペーパーを快適に使う秘密として、「紙の表・裏」が関わっています。

そう、紙にも裏表があるんです。

紙の表面はツルツルで、裏面はザラザラしています。

 

そしてシングルの場合は、肌触りがよいツルツルの面は、表の片面のみとなります。

つまり、巻いてある外側の面が表面、内側の面が裏面ということです。

 

肌には、ツルツルした表面で拭くほうが優しく感じるので、こちらを使うようにするのが望ましいのです。

裏面を使った場合はザラザラしていて、肌に優しくありません。

 

一方、ダブルは、裏面を背中合わせにして重ねて巻いてあるので、両面とも表面となりますので肌触りが良くなります。

また、ダブルは紙と紙の間に空気層ができるのでふんわりと仕上がっています。

 

シングルとダブル、どちらがお得?

毎日使うものだけに、シングルとダブルは経済的にどちらが得なのか気になりますよね?

 

全国家庭用薄葉紙工業組合連合会の調査によると、1回の使用量はシングルの場合で小便時で89cm、大便時で177cm。ダブルの場合は、小便時で60cm、大便時で146cmという結果が出ています。

 

シングルだからと言って、ダブルの2倍使うというわけではありませんので、1ロールで使える回数を計算するとシングルの方が長持ちします。

同じメーカーから出ている製品であれば、シングルもダブルも同じ価格で販売されていますので、シングルの方が経済的といえますね。

 

オフィス、商業施設、学校などのトイレでは、シングルのトイレットペーパーが多く設置されているのは、シングルの方が経済的だからです。

 

地域で違うトイレットペーパーの好み

調査によっても数字が異なるのですが、どちらのトイレットペーパーが売れているかについては地域によって好みが分かれているようです。

 

関東圏では、シングル:ダブルの比率は4:6で、一方の関西圏では、6:4です。(7:3という調査も)

ほかに東海と九州ではシングル3:ダブル7

北海道はシングル6:ダブル4

となっているそうですが、地域それぞれの考えが反映されているのでしょう。

 

経済面を優先させる節約志向の人が多いところが、シングルを選んでいると思われます。

使い心地とか使い勝手の面で、ダブルの方がいいという人もいらっしゃるでしょう。

あなたは、何派でしょうか?