メガネって、いつの間にか汚れて困りますよね。

特に、夏場は汗や皮脂でメガネが汚れやすくなってしまいがちです。

そんな時、ついついレンズをティッシュやハンカチ、Tシャツのすそなんかでゴシゴシ乾拭きしてしまうと、その度に細かな傷がついてしまっているかも。

メガネのレンズを傷つけてしまう「乾拭き」と正しいメガネのお手入れ方法についてご紹介します。

メガネ拭き

ティッシュで「乾拭き」をすると傷がついてしまうの?

ティッシュで乾拭きをすると、レンズの表面にこすり付けてしまい、細かな傷がつく原因になります。

 

というのは現在、メガネのレンズの多くがプラスチック素材で、レンズ表面には汚れやキズつきを防ぐために幾層ものコーティングがなされています

そして、ティッシュは粗い繊維でできているので、小さなほこりや塵を吸着しやすく、ほこりを取り除かずにそのまま拭いてしまうとコーティングの被膜を傷つけてしまうことがあるのです。

 

コーティングの被膜が傷ついてしまうと、そこからさらに剥がれが広がってしまいます。

残念ながら、この傷は直すことができません。

レンズの見た目は悪くなりますし、肝心の視界も悪化していってしまうのです。

 

レンズに付いた汚れを取るためにティッシュで拭くのは、NGです。

 

メガネの正しいお手入れ方法

メガネクリーナー

では、どのようにメガネの汚れを落としたら良いのでしょうか?

メガネのお手入れ方法をまとめてみました!

 

メガネには、目に見えないほど小さなゴミやほこりが付着しています。

まず、この細かな汚れを洗い流すことから。

お手入れをする手を最初に洗って、手の汚れを落としてからお手入れを初めて下さい。

 

①メガネ全体を水道水で洗い、表面のほこりなどを流す

メガネを洗う時には、熱いお湯を使うのはダメです。

高温の熱もコーティングに良くありません。

(プラスチックが膨張する温度は60度だそうです。)

 

②メガネクリーナーをメガネ全体に吹きかけ、伸ばす

レンズだけでなく、フレームや鼻パッドの汚れも落とすように、しっかりと全体にクリーナーを行き渡るようにしましょう。

 

③ティッシュでクリーナーを拭き取る

ティッシュは、擦るようにして拭くのではなく、軽く押し当ててクリーナーを吸い込ませてください。

 

④メガネクロス拭きでレンズとフレームを拭く

 仕上げは、メガネ拭きでレンズを拭きあげていきます。

フレームに負荷をかけないように、メガネの表面を自分のほうに向けて、拭きたいレンズを手で押さえるのが正しい持ち方です。

メガネ持ち方

おしまいに、フレーム全体もメガネ拭きで拭きあげましょう。

 

そばにあるティッシュで、ついつい汚れを落としたくなりますが、メガネを買った時についてくる布は水洗いの後、やさしく拭くためのものです。

メガネを大切に使っていくための参考にしてみてください。